4月から"足根管症候群"に悩まされた。
この病名に辿り着くまでの3か月、浮いて移動できたら、と何度思ったかW……
10日間の入院生活は不自由1、楽しみ9、3人部屋に1人もそれを手伝い、感謝だった。
入院患者にはたくさんの役割を持った職業人が携わる。
朝からは、カーテン開けてお茶を入れてくれる人、手術翌朝はまだ起きれないので顔拭きと歯磨きセットを準備してくれる人、清拭してくれる人、食事の配膳、部屋の掃除、今はコロナ対策のために一日二回のアルコールでベット回りを拭いたり……消灯21時には電気も消してくれる……ベット上でリハビリしてくれる作業療法士さん、看護師さんが血圧体温を計りにきたり、そうそうたまに先生の回診……。
ナイチンゲールの魂が入ったり出たりしてる、と感じた。
この痛みを取って!普通に歩きたい!、とそれだけを願い、入院生活に入った。
言わば、純粋なそれだけの氣持ちでそこに存在していた。
無防備な純粋なエネルギー体だったとも言い換えられる。
術後、痛みも軽減し関わる人に対し感謝の思いが益々膨らみ、無防備なエネルギー体の意識も益々純粋になっていった。
部屋の色が変わり、ある看護助手さんが部屋に入って来たので、目が覚めた。
でも部屋には、誰も来ていなかった。
『あれ?』と思っていた時に、「小堀さーん!」と部屋に入ってきた。
この看護助手さんに限って何度もこういう事があった。
このエネルギー体は、とても柔らかくふわふわしていた。
彼女が歩くとそのエネルギー体は、彼女の歩くリズムに合わせてバウンドする。
彼女の体が部屋に入っていなくとも、エネルギー体がバウンドして先に部屋に入って来てた、という事だ。
彼女にそれをストレートに伝えた。
『私、不思議な事がたくさんあるんです……聴いてください。』……悲鳴と大笑い。
日々の忙しい時間の中で、"感じている"をスルーしてしまっていた。
そこに静かに反省し、深く感謝し、意識した。
すると、「お茶でーす!」「ご飯でーす!」「失礼しまーす!」の声掛けが、『聴いてよ小堀さん!』に変わり、氣づくと部屋に看護助手さん、看護師さんふたり、作業療法士さん……それぞれが違う話をしていたり、「息子がね……かくかくしかじか……。」と、エネルギー体が自由奔放に動き始め、小堀さんの部屋の滞在時間は長くなっていった ((o(゚▽゚)o))♡
"純粋な意識"はエネルギー交換を容易くすることも思い出し、実感できた。
こちらがそうでも、あちらが個我が強すぎると、エネルギー交換は難しい、って事も思い出した。
以前NHKで、"見えないものが見える川"という番組を見た。
どこまでもどこまでも澄んだ川の水が目に入った時、息が止まった。
水に浮いているカヌーさえ、宙に浮いているように見え、水の存在さえ消してしまう。
そして、澄んでいる水は川底も川の先も、どこまでもどこまでも見せてくれる。
……人に例えると……
澄んでいる心は、どんな心も見える。
澄んでいる心は、相手をどこまでもどこまでも見せてくれる……怖い話し……。
"純粋な意識"について向き合った10日間の入院生活だった。
粛々と息をしていこう。
親友……